オリンピックの感想がまとめきれないまま。

自分の中ですごくステキな演技を見られてうれしかったと思うことも、世間のあまりに露骨な向きにはかなりうんざりしてしまって、ウェブ上に何か語る気持ちがなくなってしまいました。

新体操も、シンクロも好きなのですが、芸術的な採点競技を愛することは、雑音を以下に排して心で見つめるかっていうところの尽きるのですが、今回はあまりにうるさすぎて辛かった。

しかし・・・五輪のフィギュアスケートの映像をHDDから出さないと・・・といっている間にトリノワールドがもう始まっちゃう!日本では女子男子ばかり興味が行きそうですが、今回の私の目玉は間違いなくダンス。

イタリア代表のフェデリカ・ファイエラ&マッシモ・スカリの素晴らしい演技を祈っています!
フリーは今期一番好きと言ってもいい美しいプログラムだし、ODとFD共に、移民をテーマにしているところが泣かせます。

昔の妙にノリラテンなころから考えると、本当に垢抜けて美しい演技をするようになりました。

そして・・・何より心配なのは、五輪後は体の疲労がとんでもないことになっていると想像できること。
スポーツはいずれもそうですけれど、本当にこの競技は、見た目の美しさ・滑らかさの分だけ、体に負担の多いものですから、選手皆さんの健康のことが心配でもあります。

プルシェンコはケガで欠場。彼が復帰する大変さが、四回転の話題の前で随分小さくなってしまっているように思いますけれど、あれだけ満身創痍の体なのだから、少し体をいたわって欲しいと思います。
彼のキャラクターがそういった悲愴的なものをまとわせないけれど、年齢を経ればやはり、一つの怪我・病気のダメージは大きくなっていくものだと思います。

ノーテンキに楽しめないというのも、ディープにファンになった者の運命かな。

そして・・・ジョアニーもエントリーから外れましたが、彼女にとっては今はそうすべき時なのでしょうね。
五輪のフリー、私は一生忘れないでしょう。
不思議なことに、私を引き込んだジェフのトリノの演技が「サムソンとデリラ」。そして今回の彼女も「サムソンとデリラ」。どちらも本当に美しい演技でした。