World 2009 夢見るような顔

気づくとひと月も放置していたんですね。ご無沙汰しておりました。
モバイルパソコンが壊れたのと→、旅行に行ったり遊びに行ったりとなんだか充実の3月を過ごし、パソコンからちょっと遠ざかっておりました。

さて、新しい男子の世界チャンピオンが生まれました。それがエヴァン君っていうのがなんだかやけに感慨深くて、リザルトの最終結末を見た瞬間、何人かにメールしちゃいました。
ワールド・チャンピオン・エヴァン・ライサチェックですよ。
ワールド・チャンピオン・エヴァン・ライサチェック。素敵だわ。
しかもアメリカのチャンピオンって何年ぶりなのかしら。ブライアン・ボイタノとトッド・エルドリッジに続いたってことですよね。なんてことだろう。

でも、彼が調子よさそうって、昨日のショートの放映を見ていてすごく実感しました。
それは演技はもちろんなんですが、女ならではの目線で見た点で、肌艶がものすっごくよかったんですよ、エヴァン君。もしかしてひょっとして、毎日ディオール・オムで磨いてますっ!ていうこともあるかもしれないけど〜(嘘です)。肌がつるっとして、つやっとして、惚れ惚れしたんですね。
それを見て、私お化粧を落としてマッサージしたくなったのですもの。
だから体調いいんだなあと思っていたんです。

なんだかね、去年のイェテボリワールドの、わが敬愛なるジェフ・バトル君の美しく流れる演技を見たときに近い感慨深さです。
だって二人とも、本当に厳しい前半を過ごして、ナショナルタイトルを失ったあと、目指す自分のスケートに近づいていったのだもの。
エヴァン君のファンとかじゃないのに、やっぱり彼の努力は誰の目にも明らかなほどで。
ああよかったって心から思いました。

織田君も、昨日のあの「すごい」衝突は、それくらい調子がいいんだなあと思っていたんですね。
彼もちょっとムードが違ってましたよね。ずっと硬い演技ばっかり見てきたけど、なんだか自信を感じて余裕を感じて、そのせいかステップとか体の使い方とか、N杯や全日本に比べて滑らかだったり大きかったりで、ぐっといい演技になった気がしました。
今日のコンボ飛びすぎは、本当は何回目なんだ〜〜!と突っ込みいれるとこなんですが、織田君、きっと4回転を降りたことで、クワドの夢のままにその後の4分強を過ごしたんだと思うんです。
ずっとなんだか夢見てるような顔で、ふわんふわんと滑っていた。
その様子がなんだかかわいらしいというか人間くさくって、すごくよかった。
もちろんファンの人にとって見たらちょっと悔しい気持もあると思うけど、今日は、あのふわんとしたうれしさをつかむ日だったんだと思う。一度に2つの夢じゃなくて、きっとこれからに残した夢があってよかったんだと思う。

今日は、そんな日だった。

しかし織田君の四回転は、他の彼のジャンプ同様、ふわっとあがってふわっと降りる、なんだか竹とんぼのように軽くって。新しいものを見た気がします。そしてセカンドジャンプが綺麗でした。

それにしても、ついに日本男子3枠。

明日は女子。そしてダンスの結末。
いろいろ頑張って欲しい人やカップルはあるんだけど・・・ファイスカ、苦しさを乗り越えて、あの素敵な月光を完成させて欲しいなあ・・・。
そしてエレーネ・ゲデヴァニシヴィリが最終滑走で、そこまでずっと緊張しっぱなしなんだと思うと今から肩が凝ってきた・・・。

それから、武史君、いい解説者になってきたな〜。