耳も目も閉ざしたくなるほどに。

グランプリファイナルも終わりました。
ショートの日はまだTVで見ておりましたが、もう翌日は外出してライブ中継は見ないつもりになりました。試合そのものでないことに疲れるとは。毎回この大会がNHK杯のあとだけに、よりいっそう鬱屈とした感覚になってしまうのかもね。

そしてもうここ何年か、韓国メディアのサイトでかの国の天気や気温を見るのが日課にもなっていましたが、今度ばかりはトップページさえ見る気がなくなり、もちろん数多ある国内の報道も、インターネットも一部の英語ニュース以外は避ける有様でした。ファンさえも過敏になっているような様子が、なにかつらくて。それらにじわじわ浸され、自分が一番ぴりぴりしていたのかも。

放送については、がっかりしたことがほかにも。なかなかジャンプ以外のことを語ってくれる解説者がないことです。NHK杯は放送をほとんど見ていないのですが、解説はどうだったでしょう?視聴者にはまるでジャンプの争いに見えてこないだろうかと毎回思うのですが。先日旧採点のころとトリノのときの録画を見ていて、五十嵐さんの解説がまるで新しい言葉のように美しく耳に入ってきました。実況の仕方も解説に大きくかかわるでしょうが、それにしてもどうなんでしょう。

あと、せめて紹介だけでもいいから、ジュニアの結果や他の競技の結果も出してもらえたらと思いました。こちらにも日本選手が出場していたのですし、女子では藤澤亮子ちゃんが総合2位にジャンプアップしたのはうれしかった。一体全体スポーツメディアってなんなのかわかりません。このご時勢、視聴率のために力をお入れになるかもしれませんが、わずかの時間も裂けないという余裕のなさはいかがなものでしょう。

ちょっと感情的になっておりますが、本当に最近は放送にがっかりなんです。

試合そのものは、異常な事態となっておりました。
これほど棄権が頻発するなんて、しかも各選手国内選の前なのですから心配です。
何事なんだろうと思ってましたが、CBCでPj Kwongのblogを読みましたら、ジュベールアゴストさんは背中のケガ?ODの日、ウォームアップのあとに棄権したようだったホフノビは “digestive intoxication”??何がしかの記事を読んだらそのほかにも調子の悪い人がいたとかでしたね。食中毒はいずれ毒気が抜けて回復することなのでしょうが、ケガが心配です。今年は特にケガの話をよく聞くような気もします。中庭君もシーズン前半、腰に随分苦しめられていたようですし、同じ4回転ジャンパーのブライアンのことが気になります。アゴストさんも心機一転のシーズンなのに、厳しい状況ですね・・・。