オットの女子FS感想。

面白くもなんともないんですが、スケートに一喜一憂する妻の傍らで過ごす夫のナチュラルな感想です。

うちのだんなさんは、前々から申しますように真央ちゃんが好きで真央ちゃんの演技しか普段見ないのですが、今回は私が朝からストリーミング観戦しているのに興味を示して来たので、「次真央ちゃんだから見る?」といったらほいほいデスクトップの前にやってきました。


マスカレード・ワルツ、冒頭の3Aコンビネーションに入る前、「おっ、今日はいつもより速いぞ!」と期待を膨らまして・・・成功!
「さあ問題は次だね・・・」と私。でもスピードが緩やかになってしまって不安を感じると、オットは「ああこれは遅すぎる、ダメじゃない?」と言いなさる(怒)
・・・その呪文を唱えないでよ〜。

私「頑張れ〜、頑張れ〜」
(真央ちゃん3A 2回目・・・)
夫・私「あ〜〜」「きゃ〜〜」
(溜息・・・)
私「頑張れ〜、大丈夫〜」
夫「うーん・・・元気ないな」
私「あ、セカンドが危ない・・・」←3F-2Loのところ
夫「なんか失敗したか?」
私「回転足りなそう・・・」
夫「(スパイラルで)う〜〜ん・・・」
私「ポジションは綺麗だよ」
夫「ジャンプが多いな」
私「多くはないけど」
夫「長い・・・なんか曲に振り回されてるなあ」
私「頑張れ〜、大丈夫〜、もう少しだ〜」
夫「おお終わった」

・・・好きならもっと応援しろ〜〜!とちょっと八つ当たり。
私が心臓漠々させ、手を握り締めて真剣に見てるので、逆に冷静になったらしいのと、どうやら画像が見辛くてちょっとリアルに感じられなかったらしいのですがね。

このあと夫はお風呂掃除(お風呂掃除は夫担当・・・)

その夜の放映。
どういうわけか、「さっき風呂掃除で見れなかったから」と、放映を一緒に見る様子。いつもは放送時間中、本読んだりしているのですが・・・。

とはいえ、食事の片付けなどしたので、実際見始めたのはサラ・マイヤーからです。

夫「スタイルいいなあ、何等身だ」
私「そうなのよ〜。実際に見ると本当に目がパッチリしててカワイイの」
夫「(ヘルニアという実況の言葉に)何で出るんだ?休まないのか」
私「スイスがオリンピック枠をとるには彼女が自分で出て成績を満たさないといけないの」
夫「お・・・いいじゃん(←最初の滑り出しの雰囲気)」
私「彼女のこの雰囲気もとても貴重なの・・・」
夫「(うんうんと相槌して)なんだこれなら大丈夫だ。オリンピック余裕だろ」
私「(確かに順位は大丈夫でした・・・がまだナイショ)」
夫「いいじゃん。全然大丈夫じゃん。スピン、ちょっとやそっとじゃ揺るがなそうな感じだ」
私「よく見てるね」
夫「しかしよくこんなやりにくそうな曲選んだな〜」
私「曲を表現することができなければ、使えないタイプの曲調だもんね」
夫「よかったよ。楽勝だよオリンピック」


エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ

夫「(衣装を見て)おう、いきなり雰囲気変わるな」
私「この子がグルジアの子だよ」(前日エレーネの笑顔に泣いてたので説明)
夫「元気そうじゃん。(ジャンプを見て)お、面白いな」
私「3-3跳んだよ」
夫「ほ〜。ベサ〜メム〜チョ〜♪」
私「歌わないでよ・・・ほら、スパイラル・・・手を離すよ」
夫「へえ〜、ほ〜」(よかったらしいです)
曲調が変わって
夫「わはは・・・よく動くな。ウッ、マンボっ♪」

どうやらエレーネの演技は楽しかったらしいです。


次のレオノワにはちょっと手厳しかったですね。

夫「なんか演技はないな〜。跳んでるばっかりだ」
私「彼女はジュニアから上がったばっかりだから・・・だからまだ初々しいかんじでしょ?」
夫「そうか。だからか」
私「まだ他の選手ほど曲を表現することやプログラムの洗練さがないかもね」
夫「さっきの子から急に変わるな・・・トップのすごさがわかった気がする」

※追記・・・夫はレオノワにまったく悪気はなくて、サラちゃんが見せたしっとりさとか、エレーネのはじける感じなどのあとに、若さが前面に出た彼女が来たことで、違和感を感じたみたいです。いろんなキャリアが入り混じっている、そういう感覚がちょっと驚きだったようです。


レイチェル・フラット

夫「あれ、この子はジュニア上がりのわりには全然演技できるな」
私「うん。それになんだかお化粧が上手になった」
夫「うん、さっきのロシアの子よりいい点出るな」←予感は大概当たるところが怖い。


そして最終グループ。

真央ちゃん・・・再度。

実況が「明日は明日の風が吹く、ハリウッドのヒロインは苦境に陥っても前を見つめて・・・」と語るのを聞いて。

夫「おいちょっとまて、それは何の映画のセリフなんだ。Gone with the windのつもりなら、間違ってるぞ」
私「(笑)赤い衣装だからスカーレット・オハラ?そのたとえ、ここではどうなのかなあ・・・」
夫「古●一郎のプロレスから続くスポーツ実況の悪いところが全部出てるな」
はい、ごもっとも。

ちなみに、スカーレット・オハラが言ったのは、「Tomorrow is another day」で、それを訳して「明日は明日の風が吹く」・・・は確かに意味が違うと思う。

私「衣装がさっき見てたより、黒っぽく見えるね」
夫「さっきのほうがいいな」(もっと赤いほうがいい、ということらしい)
PG始まって・・・。
夫「なんか・・・ジャンプまで距離をとるよな。なんでリンクのぎりぎりを滑ってるんだ」
私「トリプルアクセルは男子でも入るまでの準備が長いよ」
夫「他のジャンプも結構滑ってから跳んで見える」
私「跳び易さを選んでいるのかもね」
夫「う〜ん。あっ、このジャンプはそんなに滑らないで跳べるじゃないか。でも跳ぶ前にリズムをウンッって感じで取るな。ひゅっと跳ばずに一回リズム取ってるのが気になる」
私「う〜ん」
夫「全体リズムをとりながらやっている感じがするんだ」
私「(私も気になっていたけど、夫婦は似るのか?)」

最終的には、「でも真央ちゃんだから何でもいい」とか言ってました。その割には語るよね〜。


ジョアニー・ロシェット

ジョアニーのしっかり筋肉のついた体があまりお好みではないようですが・・・。

夫「(最初のポーズを見て)おっ、なんか雰囲気違うな・・・」
私「さあ見てて・・・ジャンプだよ」
夫「(3-2-2を見て)お〜・・・ジャンプがすごいな。質が違うぞ。(つづく3F)おお・・・やっぱり、鋭いな」
私「ジャンプも一人ひとり、本当に違うよね」
夫「なるほどこれは筋肉が利いてるな。それに滑ってるところもキレあるな」
私「うん、私、彼女の滑りが好きなんだ」
夫「真央ちゃんにもこれだけしっかりした足があれば・・・(彼女は彼女ですごいと思うけど・・・=私)。いろいろポーズを入れたりして、洒落てる。」
私「こういうのも大事だよね・・・曲の世界が彩られていくもの」
夫「そうだな・・・ステップもちゃんと雰囲気がある。(終わって)なるほど、よかった」


安藤美姫ちゃん。

夫はいつもはちょっと彼女にカラいです。どうやらオリンピックより前の雰囲気のほうがよかったと思っているみたい。メイクなどももうちょっと明るい感じにして欲しいのだとか。でも今日は、彼女のムードが少し違うと感じたようです。

夫「あれ・・・今日は勢いあるな。おお、ジャンプいいな」
私「うん、速さがあるね。迷ってないし」
夫「う〜ん、だけどこれもやっぱりジャンプがやけに多くないか?」
私「いや、多くないけど、プログラムを通して跳び易さを重視しているんだと思う」
夫「なんていうか、どんどん技をやっていく感じだなあ。(立ち止まってポーズをしているところで)え、あれはいいの?」
私「うん」

ジョアニーのあとだったせいか、ちょっとプログラムの作りの違いを不思議に感じた様子。そのあとモロゾフがキャプチャーされてるのにちょっとうけておりました。


キム・ヨナ

冒頭の3F-3T。
夫「おおはやい。(跳んで)うわ〜。こりゃすごいな。全然すごいな」
私「(日本語変・・・)」
夫「(イナバウアーからの2A、降りたあと)ほ〜、ポーズが入るのか、へえ〜」
私「うん」
夫「リンクが狭く見える」
私「うん、まあ、北米のリンクだから少し小さいのかもしれないけど」
夫「(3-2-2)おお〜。全部スピードがあるな。ナルホド〜ダントツ勢いがある。ほ〜・・・へ〜・・・」
私「(ちょっと可笑しい・・・)」
夫「(スパイラルで)ほほ〜。おお〜。うんナルホド」
私「(何が?)それは褒めてるの?」
夫「うん。 (ストレートラインステップ)おっ、笑ってるぞ。うん、いいじゃん」
最後のスピンで、観客たちが立ち上がるのを見て・・・
夫「おお〜。ナルホド」
私「笑。何がナルホドなの?」
夫「いやナルホドダントツだったな」

やたらナルホド〜とか、ほ〜、とか唸ってました。朝一緒に見てたら緊張感なくなってたでしょう・・・。


カロリーナ・コストナー

夫「衣装がすごいな。あ、スピードあるじゃん」
私「そうなんだよね・・・(結果を知っている私・・・)」
夫「(最初のコンビネーション)おっとっとう」
私「は〜・・・」
夫「(続くジャンプ)おい、どうした。(次のジャンプ)どうしたんだ」
私「(私も知りたい・・・)」

夫も一体何が起こったのかと、ちょっと驚いてました。
そのあとちょっとの間、夫に東京ワールドのショートが素敵だったか語ってしまいました。次は・・・素敵なカロリーナの演技を見せたいです。


ラウラ・レピスト

私「この子が最後」
夫「どこの国の子?」
私「フィンランド
夫「フィンランドな感じだな」(なにそれ??)
見終わって。
夫「うーん、なんか難しい曲を選んだな。地味というか、盛り上がるところがないから大変だ」
私「そうだね〜。私は好きなんだけど、確かに曲が助けてくれないかな」
夫「渋い選曲だな。もっとわかりやすくスペインっぽいのでもいいんじゃないか」

このあと、表彰式でヨナちゃんが泣くのを見てちょっと驚いておりました。
夫「ああ・・・泣いちゃったよ・・・」
私「そうだね。お母さんもどこかで一緒に涙を浮かべてるのかもしれない」
夫「ケガとかあったからなあ」
女の子の涙には、やっぱり弱いみたいですね。顔がシュンとしてました。

いつも一人で見ていると、私はどうも実況や解説の部分でぶつぶつ言ってるらしいのですが、今回はダンナがぶつぶついいながら見ていたので、なんだか気をラクに見れました。楽しゅうございました。