Jeffrey Buttle: Loving the Pro Life

で、こっちはさらに前の記事なんですが・・・。
こんな時期ですので、清清しいジェフの話。

IFSより→Jeffrey Buttle: Loving the Pro Life


ジェフリー・バトルは、昨年9月の引退声明後も笑顔を絶やすことはなかった。現在カナディアン・スターズ・オン・アイスのツアー中である26歳の彼は、これ以上の幸せなんてありえないのが言わずもがなといったところだ。

「パフォーマンスすることが、フィギュアスケートで最高に好きなことなんですよ。大好きなんだ」 

彼はプロのサーキットでどれほど楽しんでいるか問われて、こう答えた。

マチュアシーンからの引退は驚きだったが、バトルはその決心をわずかにも後悔していないと言う。

2008年世界チャンピオンの生活は、この8ヶ月で多大な変化をきたした。

「今僕は友達と何かプランしたりできるし、それを守ることも出来る。夜遊びだってバケーションだって、ブランチで会うことだってね」
バトルは語る。
「それこそ僕がとても怠っていたことなんだ―僕の友人たちのこと・・・トレーニングしている頃には出来なかったことだった。彼らはわかってくれていたけれど。だから僕は今、本当に彼らと時間をともに過ごすようになった」

2008年大晦日に出かけるなんてことは、バトルがアマチュア選手時代にめったに出来ないことだった。大体は両親とそういう大晦日の夜を過ごし、深夜12時の前にはベッドに向かったものだ。

「去年はトロントのロフトパーティに参加して、シャンパンを飲んだけど、トレーニングのあった頃には全然出来なかったことなんだ。最高だった」

来る2010年冬季オリンピックで競技に出場しないことに胸の疼きを感じたりしないかどうかを尋ねたとき、バトルは笑った。
「ないよ、胸が痛むことはないし、今後もないだろうね。オリンピックのあれこれを見る時がどんどん楽しみになってる。僕はカナディアンで、このカナダで五輪が開催されるのを誇らしく感じてる。でも僕には僕のこれまでの経験があって、(今の)キャリアを何一つ変えることはないよ」

ではあるけれど、バトルはオリンピックに何らかの立場で参加したいと思っている。
「メディアのブロードキャスターとか、スケードカナダの援助役としてね」
彼はそう語った。

選手時代を振り返ると、バトルは自分にとって随分たくさんの決定的瞬間があったという。

「2002年の長野、僕にとって初めての世界選手権でのショートプログラム。あれは本当に特別な時間だったな」
そう語る。
「ファンタスティックなフリープログラムで、初めてのカナダ選手権タイトルを勝ち取ったときも、忘れることの出来ない瞬間。そういう瞬間がたくさんたくさんある」

バトルはそんな最高の思い出のひとつに、2007年カナダ選手権でのフリープログラムを挙げた。

「あのケガから快復して復帰できたことは本当にうれしいことだった。やや不完全な状態だとわかっていたけど、それでもやり遂げたし、あれはメンタル的な挑戦だったんだ」
(文中2008となっているのは、2007の誤りかと思われます)

「そしてオリンピックにまつわる全てのこと―いいこと悪いこと、天国と地獄の全部がね」
彼はそう言い足した。

この春にバトルのプランしている生活の上での変化は、イヌの形を借りてやってくるかもしれない。
「イヌを飼おうと思っていてね」
興奮気味に彼は話す。
「ずうっとイヌを飼いたかったんだけど、選手生活の頃はカリフォルニアとバリーを行き来してトレーニングしていたから世話を出来なかった。でもいまなら大丈夫だからね」

太陽の下でのバケーションや行き当たりばったりの旅に出ることも、バトルの夏のプランの一部だ。
7月8月には韓国でのスターズ・オン・アイスを含め、アジアでのいくつものショーに出演予定である。

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今を満喫してるなあ〜。
楽しそうなのが何より。

ほんとの所、ジェフのスケートをアマチュアのリンクで見られないと言うのは、私にとってずいぶんな欠落感でした。
ステファンがいないのもね。

だけど二人とも、今はまさに自由で伸びやかに演じているでしょう?

マチュアが最高峰で、プロがそれを終えたものの舞台だなんて見方もどこかにはあるようだけど、私はそうは思わない。
あの豊かなプロの世界を、まだまだ日本では見ることが出来ない。その土壌作りの一端をファンは担っているけれど、ファンというのはそれを自覚的に支えられる存在ではないのよね。
もろい砂、固めれば強いけど。

ジェフやステファンがあの豊かな世界に馴染んでいくのを追うたび、なんとな〜く幸せな感じがします。好きだったエッセンスは、全く損なわれず純化していくのを見れるわけだから。

ということで、JO楽しみにしております。

イヌはどんな子が来るのかしらね。イヌと暮らすのは忍耐よ!愛情第一だけど。

7月8月、名古屋では舞ちゃん真央ちゃんちの子と、韓国ではヨナちゃんちの子と遊んでもらうといいよ!

そういえば・・・。
ジェフの振付したアンドレーエフ氏のプログラムを見て、ジェフが大事にしているエッセンスを感じられるプログラムが、誰かによって演じられるのを見る機会がどんどん増えていくといいな、なんて思いました。
なかなか素敵でございました。ステップのところとか。

しかもチャイコフスキーのバイオリン協奏曲だもの。泣かせるなあ。