わかってる人とそうでない人と。

GPFの感想をどこから話せばいいのやら、と思ってるうちにたぶん年が明けちゃうよ・・・。

ジョアニーは完全に沼にはまっている状態でしょうか。
何をしたいのか、どうありたいのか、というのがちょっとわからなくなっちゃったように見えます。

逆に、同じように好調を維持できていないにしろ、ヨナちゃんはどうも自分の不調の理由を理解しているように見えます。前回同様ミスはあるけど、今回は随分落ち着いていた感じがするので。
アイラインはぶれてなかったですね。目尻のすっとあげたところなんてうまいもん。冷静さがあったんだと思います。

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メイクは女心。

アイラインのがっつりきているときのヨナちゃんはまずいぞ・・・というのが私の勝手な見解です。

彼女って緊張がメイクに出ちゃうほうじゃないかって思ってるんです。
アイメイクって特に、バランスよく仕上げるのが難しかったりするから。

気の乗らないときや、気分が落ち込んだときにしっかりメイクすると、すこし仕上がりがきつくなるんです。
自分をあげようとしたりするから。
私の場合はチークががっつりになるんだけど、彼女はアイメイクに出るような気がする。

ショートは集中力が生きたけど、表情の出し方にしろ、細かい振り付けの部分の硬さ・力み・・・今回は相当テンパッてるんじゃないかしら、と。だからフリーはその分破綻があったかな、と。

最近は、サイボーグでもないのに、そういう風にどうしたって捉えられがちよね。

でもオーサーさんがCBCのインタビューで言ったように、去年のGPFの経験があって前に進むのと、そうでないのとでは違うんだろうなあ・・・と思います。
そしてやっぱり、同じような位置で戦っていた人の言葉って、重いなあと思ったり。
武史君とか荒川さんのちょっとしたコメントがドキッとさせられたりする、アレでしょうか。

坂道を上がっていくときのしんどさ。
階段を上がっていくときの重さ。

ふと、15年、10年前の自分を思い浮かべ、今の自分がいろんなものを削いできたんだなあと思うときがありますけど、彼ら彼女らはまだ若い分、荷物を持つ重さにも、きつい傾斜にも耐えられてしまう健康さがあって、そこに正面から切り込んでいくんだよね・・・となんとなくまぶしいのであります。

まだ全然、映像見れてないのですが、村主さんも調子を上げてきているのがわかったし、ヨナちゃんもフリーはアレだったにせよ、状態は良くなっているように思った。
五輪のシーズンは各選手いろいろ難しいのも織り込み済みだけに、その中にあるブラッシュアップされた部分のキラキラを見つめると、きれい。そっちを見失っちゃいけないなあと、これまでの試合で再確認しました。

それだけにポイキヨさんに・・・涙。

南里君。

中津川の栗きんとんをほくほく味わい、オマケに各地の栗きんとんと食べ比べるという話をブログでお話しするような男子の香り残す南里君ですけど、赤いチロチアンなお洋服でまるっきり恥ずかしそうにTwo Guitersを滑っていた時からすると、ふとした瞬間に曲に心を震わすような表情が自然に出ちゃうようになった、と思って見てました。ロンドカプリチオーソ。この曲は沢山の記憶を呼びはするんですけど、今回はそれを忘れて見ておりました。
コリオにみやけんさんの名前があるけど、これは彼が作ったのかしら。

手術を越えたあとって、やっぱり戻すのはそうそう簡単ではないと思うので・・・フリーの4分50秒を戦う体力がちょっと心配ですが、彼の目が「きらりん」と鳴きそうなほど明るいので、そんな重いものは机の下にでも隠して、2年目のアランフェスを充分に楽しみたいと思います。

生真面目で恥ずかしがりの色は未だ青く残っているけど、まさに今回のお衣装のごとく、そこにちょっと切なげな紫を薄く引いた南里君の演技。曲の主人公たらんと、その世界にもぐりこんでいるのが見て取れるので、彼のスケートを見るのは好きですね。

でも南里君。
中津川の栗きんとんだったら、芋はあまり使わない気がするよ。

トマーシュ、体調悪いのかしら。演技直後に真っ青な顔だったけど。

今日は仕事の外出先で、文字ニュースにふと目をとめると「ニス・ベルビン」と出ていて、ちょっと遠い目をしてしまいました。

NHK杯

NHK杯アイスダンスやペアを放映してくれるので、毎年ありがたいし一番楽しいのですが、今年はちょっとピリッとしなかったかな?
それでもやっぱり全カテゴリーを見ることが出来るたので、うれしかったです。
ペア&ダンスはトップ選手たちのいい演技が引き締め感をくれたように思うし。

でも何か書きたい、と思ったところで、正直消化不良というより、雲を噛むような思いになったシングルはなかなか言葉が上がってきません。

ただ、高橋大輔くんは、私は思っていたよりずっといい状態になっていたのでうれしかったです。
4回転もあそこまで出来てきてるのなんて本当にびっくり。

それと、表現とスケーティングのマッチングが本当に良くなってきました。
誰が見てもそうだと思うんですが、絵で言ったら柔らかくって繊細なタッチを表現できるようなスケートになって、たとえ淡色画であったとしても、そこに驚くような立体感を感じちゃう感じ。

特に思ったのは、フリーのラ・ストラーダフェリーニの映画とはもちろん違うけど、モノクロ映画の面白さってあったじゃないですか。上手くいえないけどあのモノクロ映画の奥行きみたいなものを感じたんですね。
そして、本当にSP・FSとも素敵なものをそろえてきて楽しかったです。

ジェレミーアボット君は「本当に佐藤組・・・」な衣装で、もうそれだけでノックダウン笑。
彼は色鮮やかでキラキラしたのいけると思うんだけどな〜〜!!
あと、体のラインが素敵だけに、フリーのシャツ風衣装はもったいないな、とも。

彼の場合はフリーのクワドにJOから挑んできていたから、今回もたぶんそうするだろうと思っていたのですが、失敗したことでかなりリズムが狂っちゃったみたいですね。動きもこじんまりしちゃって残念。
でもSP/FS通して、香り豊かで旨みのたっぷりなおいしい料理を準備してるからね、という期待感にあふれます。
完成するのが楽しみ。SPなんてメジャーミュージックをちょっとクセ仕立てにしてあるけど、トリックいっぱいのプログラムを流れるようなスピードと滑らかさで見せてくれて楽しかった。
また、演技直後やキス&クライでキュートなそぶりを見せるのを見ても、精神的に明るいムードが溢れていてよかったですね。ツイッターでもフリーの終わった日に超ポジティブな呟きをしているから、ね。

でも由香さん・・・。
小塚君といいジェレミーといい、あの素直な顔立ちのかわいい男子達には、ちょっと麗しい衣装を与えても軟派にはなりませんよう。
確かに今年の流行は黒だけど・・・。

アイスダンスはまだ、ケアーズとメリチャリしか見てないのですが、どっちも目がハートになっちゃったし、楽しかったし、堪能しました。
メリチャリ、また更に垢抜けてきましたね。FDのオペラ座なんて、メリルちゃんなんてただ立っててもクリスティーヌでしょ。そしてすごいスピード感。このカップルがどう成長していくのか、本当に楽しみ。
ケアーズは言うことナシの楽しさ!あとセンスが本当に小粋で洒落てて素敵過ぎます。

ペアはパン・トン・・・本当に素敵になってきましたね。
それに去年もGALAでポニョをやってくれたりしましたけど、今年もいきものがたりをつかってくれましたね。互いを尊重してこその交流だよねってあらためて感じさせられました。ありがとう!

素晴らしすぎて。

待ってました!の復活、申雪&趙宏博。
ようやく今日動画で見ました。

フリーの映像はまだ見てませんが、SPのPGがクィーンの曲(ブライアン・メイ)!

今でも2007年東京ワールドのショート&フリーの美しさは忘れられませんが、久々のお二人はさらに演技の深みが出てきて、そのうえ何か風を纏ってたような流れある演技。
プログラムも非常に美しくて、お二人が競技の氷を離れていた間につかんできたものが全てここに集結したような。

相変わらず揃わないスピンはご愛嬌(笑)。

今日一日の興奮はすべて、明子ちゃんと雪さん&宏博さん。